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執筆者の写真まつだたく

2/6 疲労を乗り越え、床材を資源に変える一日(DIYメモ)

更新日:2024年12月19日

2022年2月6日。昨日の作業の疲れがまだ体に残っている。山の家の片付けは、思った以上に体力を奪う。朝、布団から起き上がるのも一苦労だ。筋肉痛がじんわりと全身に広がり、心もどこか重い。「今日は休んでしまおうか…」そんな弱音が頭をよぎるが、でもせっかくの滞在、ここで止まるわけにはいかないのだ。深呼吸をして、気持ちを奮い立たせる。「やるしかない」と自分に言い聞かせ、作業着に袖を通した。





昨日は、食堂の片付けを進め、荷物を運び出し、古い畳を撤去したところで作業を終えた。今日はその続き、床材の撤去作業だ。外は雪が降り続き、山の静けさが一層際立つ。窓は全開、冷たい空気を吸い込みながら、工具箱を手に作業場へ向かう。



バールを手に取り、古いフローリングに差し込む。最初は体が重く、動きもぎこちない。しかし、不思議なもので、作業を始めてしまえば自然とペースが掴めてくる。バールを使って木材を剥がすたびに、バキッという音が響き、少しずつ床が姿を変えていく。その音がリズムとなり、作業に集中していく自分がいる。



剥がした床材を手に取ると、そこには白アリの食害やネズミがかじった跡が無数に見つかった。木材の一部はボロボロで、触れるだけで崩れてしまう。「こんなにひどいとは…」とつぶやきながらも、長い年月を経てきた山の家の歴史を感じる。傷んでしまった木材にも、かつてはこの家を支えてきた役割があったのだと思うと、どこか愛おしさすら覚える。



剥がした床材を一箇所にまとめながら、ふと考える。「これ、何かに使えないだろうか?」しかし、白アリやネズミの被害がひどく、建材として再利用するのは難しそうだ。ゴミとして処分することも考えたが、量が多すぎて手間も費用もかかる。どうしたものかと悩んでいると、先日レポートした薪風呂のことを思い出した。



「そうだ、薪にすればいいじゃないか!」と声に出してみる。捨てればただのゴミだが、薪として活用すれば立派な資源になる。そう思うと、作業への意欲が再び湧いてきた。剥がした床材をボイラーに入るサイズにカットしていく。丸鋸の音が響き、木材が次々と薪へと姿を変えていく。古い木の香りが漂い、作業場にどこか温かみが生まれる。



「捨てればゴミ、活かせば資源か…」この言葉が心に響く。山の家再生の作業を通じて、物の価値を見直す機会が増えた。使い道がないと思っていたものでも、視点を変えれば新たな役割を見つけられる。薪風呂の薪として再利用することで、古い床材もまた新たな形でこの家の一部として生き続けるのだ!

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