2022年1月9日、今回はいつもと少し違う特別な日です。前回は一人で黙々と進めている山の家のリノベーション作業ですが、今日は家族が応援に来てくたのです。奥さんと長男も一緒に滞在し、家族のありがたさを感じながら作業を進めることができました。
外は相変わらずの厳しい寒さ、雪景色が広がる中、冷たい空気が肌を刺すようです。しかし、室内で作業をしていると不思議と寒さを感じません。むしろ体を動かしているうちに(一階から床材を運びあがり、立ってはしゃがむを繰り返す)ポカポカと暖かくなり、半袖でも平気なくらい。。。家族と一緒に作業をすることで、心も体も温まる一日となりました。
今回のメイン作業は、2階廊下の床張りです。まずはカット済みの床板を端から順番に並べ、接着剤を使ってしっかりと貼り付けていきます。床材は京都産の間伐材を使用しており、木の温もりが感じられる仕上がりになる予定です。さらに、貼り付けた床板には「隠し釘」を打ち付けて固定します。この隠し釘は、青いプラスチック部分を打ち飛ばすことで釘が見えなくなる仕組みになっており、見た目も美しく仕上がるのが特徴です。
今回はこの隠し釘の作業を長男が手伝ってくれました。初めての作業に少し緊張している様子でしたが、慣れてくると楽しそうに取り組んでくれました。家族と一緒に作業をすることで、普段の一人作業とは違う充実感を味わうことができました。
また、今回の床張りでは、旧床材であるグレーのPタイルをあえて剥がさず、その上から木の床材を貼り付ける方法を採用しました。これにより、作業の効率が上がるだけでなく、旧床材が廃棄物となることなく下地材の役割を果たし、仕上がりがより安定するというメリットもあります。
特に腕の見せ所となったのは、廊下のL字部分です。この部分では床材を縦横方向から交互に組み合わせることで、見た目の美しさと強度を両立させる工夫をしました。また、床板同士は少しだけ間隔を持たせるようにしているのですが、これは梅雨時など湿気が多い季節に床板が膨張して浮いてしまうのを防ぐための重要なポイントです。
こうして、2階の廊下の床張り作業はほぼ完了しました。家族の協力と応援もあり、予定よりもスムーズに進めることができました。これで心置きなく1階の作業へと移行することができます。次のステップに向けて、また新たな気持ちで取り組んでいきたいと思います。
家族とともに過ごしたこの一日は、作業の進捗以上に心に残るものとなりました。寒い冬の日に、家族の温かさと木の温もりを感じながら進めた床張り作業。この家が完成したとき、今日の思い出がまた一つの大切なエピソードとして刻まれることでしょう。
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