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1/19 よさのみらい大学リベラルアーツコース(文学) 「哲学のみらい 〜哲学対話〜」

執筆者の写真: まつだたくまつだたく

更新日:1月26日

2025年1月19日に開催された「よさのみらい大学リベラルアーツコース(文学)」の哲学対話ワークショップについて、ちょっと語ってみたいと思います。テーマはズバリ「哲学」。なんだか難しそう…って思うかもしれませんが、実際はとっても温かくて、楽しい時間だったんです。



▼▼▼講座の動画(ダイジェスト)はこちらご覧いただけます▼▼▼





⚫︎会場の雰囲気にほっこり


会場の設営が済むと、なんだか「ここで何か特別なことが始まるぞ!」って感じる空間が広がっていました。中央には円形に並べられた椅子があって、参加者29名の皆さんが少し緊張しながらも期待に満ちた表情で座っていました。あの空気感、なんとも言えないワクワク感がありましたね。


(円形に並べられた椅子、ここから哲学対話が始まります)




⚫︎哲学者・永井さんのご挨拶


今回のファシリテーターは、哲学者の永井玲衣さん。柔らかな笑顔で「今日は皆さんと一緒に哲学対話を楽しめることをとても嬉しく思っています」と挨拶されました。その一言で、参加者の緊張が少しずつほぐれていくのが分かりました。


永井さんいわく、「哲学って、日常の中にある『なんでだろう?』という小さな問いが始まりなんです」とのこと。え、そうなの?哲学ってもっと難しいものだと思ってたけど、そう聞くとちょっと身近に感じますよね。


(参加者を前に挨拶をする永井玲衣さん)


(柔らかな笑顔で哲学について語る)




⚫︎ユニークな自己紹介タイム


まずは自己紹介からスタート!でも、ただの自己紹介じゃないんです。永井さんの提案で、今日だけの「名前」を決めることに。本名じゃなくて、好きなものやその時に思い付いたものを名前にするというルール。これがまた面白い!


「ミュージシャンさん」「サンサンさん」「ヤモリさん」など、個性豊かな名前が次々と発表されていきます。名前の由来を聞くたびに、自然と笑顔が生まれて、場の空気が一気に和らぎました。こういうの、いいですよね。なんか、みんなで一緒に遊んでる感じ。


(それぞれが思い付いた「名前」と「その由来」を話していく)


(次第に場が和み、笑顔も溢れる)




⚫︎日常の「問い」を共有する時間


次は「問い出し」の時間。日常で感じている「なんでだろう?」をみんなで共有します。


「なんで独り言を言ってしまうのか?」

「何を持って大人って言うんだろう?」

「自分の時間ってなんだろう?」


うーん、どれも深い!普段はあまり考えないけど、確かに気になる問いばかり。こういうのをみんなで話し合うって、なんだか贅沢な時間ですよね。


休憩時間には、出てきた問いの中から話し合うテーマを投票で決めました。そして選ばれたのが、「何を持って、趣味って言うんだろう?」という問い。これ、めっちゃ気になりますよね!趣味って何だろう…?




⚫︎ゆっくり進む対話


対話が始まると、最初はちょっと緊張した空気。でも、永井さんが「無理に話さなくても大丈夫です。沈黙も大切な時間です」と優しく声をかけてくれて、少しずつ場が温まっていきました。


「趣味って、自分が楽しいと思うことをする時間だと思います。」

「でも、趣味が仕事になると、楽しいだけじゃなくなることもありますよね。」

「確かに。じゃあ、趣味と仕事の違いって何なんでしょう?」


こんな感じで、一つの問いから次々と新しい問いが生まれていきます。話す人は、永井さんが用意した「鳥のぬいぐるみ」を手に持ちながら発言するルール。これがまた良いんです。誰もが安心して自分の考えを話せる雰囲気が作られていました。


発言が終わると、他の参加者が静かに頷いたり、「それ、わかる!」と共感の声を上げたり。時には笑いが起こる場面もあって、まるで友達同士がリビングで語り合っているような心地よさでした。


(参加者に手渡された鳥のぬいぐるみ)


(ゆっくりとした雰囲気の中で語り合いました)




⚫︎対話の終わりに


時間が来ると、永井さんが「結論やまとめは必要ありません。この対話をきっかけに、それぞれが問いについて考え続けていただければと思います」と締めくくりました。その言葉に、参加者全員が静かに頷いていました。


哲学対話は大盛況のうちに終了。会場を後にする参加者たちの表情は、どこか晴れやかで、何か新しい視点を得たような輝きがありました。


(参加者全員が永井さんを囲んで記念撮影)



⚫︎運営の立場として感じたこと


今回の哲学対話を通じて感じたのは、「問いを共有することの楽しさ」と「ゆっくりと語り合う時間の贅沢さ」です。普段の生活では、どうしても答えを急いでしまいがち。でも、この場では答えを出すことよりも、問いを深めることが大切にされていました。そのプロセスが、なんとも心地よくて豊かでした。


日常の中で、ふとした疑問を大切にすること。それを誰かと共有し、語り合うこと。そんな小さな営みが、私たちの生活を少しだけ豊かにしてくれるのかもしれません。


これからも、日常の中で生まれる小さな「なんでだろう?」を大切にしていきたいなと思います。皆さんも、ぜひ身近な人と「なんでだろう?」を語り合ってみてくださいね!






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